住宅営業の私の立場から話をすると不謹慎かも知れませんが畳の部屋が減っています。
土地が高くなり家の資材も高くなったために分譲地が50坪台や家も32坪前後になって来ています。
そうなると必然的にプランも3LDKが多くなるためどうしても和室が無くなってきています。
その上に畳自体も本来のい草では無く紙や化学製品が多くなり約50%を占めています。
更にい草の畳であっても中国製のい草が80%で国産のい草は約20%と非常に危惧する状況です。
さらに追い打ちをかけるように冒頭の畳の需要が減っていることもありい草農家が毎年,毎年減っている
との事です。畳の文化は日本の文化で国際的にも再評価されているのに悲しい現実があります。
私も住宅営業としてうすうすは感じていたもののそんなにひどい状況とは知りませんでした。
そんな中,家の畳が経年変化でかなり古くなって来ましたので表替えを決心しました。
その時に日本のい草農家さんを少しでも応援したいと思い国産い草を扱っている佐野畳屋さんを呼んで
話を聞きました。
日本の中で一番のい草の産地は九州の八代です。そのい草農家でも考え方やコンセプトに共鳴した
草野さんのい草を使うことにしました。

佐野畳屋さんが新しい年を新しい畳で迎えることが出来るように本日,新しい畳を搬入してくれました。
今その部屋でこのブログを書いていますがい草の香りと淡い緑の色に癒されています。
つくづく日本で生まれて和室があって良かったと思います。

もう一度,日本の畳を見直して欲しいと思います。
☆佐野畳屋
☆田川市大字伊加利1697-1
☆0947-42-8097